TECHNIQUE
9.52013
お客様ドメインによる、メールアドレスの開設について
info@~、information@~ はスパム・迷惑メールのターゲット
「info@~」のメールアドレスを会社の代表メールアドレス(メールアカウント)にしたいと思う方がいらっしゃるかと思いますが、「info@~」の使用はおすすめできません。
「そのドメインを利用しているアドレスの中で、確実に生きているアドレス、よくあるアドレスだ」と予想されてしまうのが「info@~」や「admin@~」、「webmaster@~」、「guest@~」、「user@~」などです。
実際、info@~のメールアドレスを設けている企業が多いので、スパムやウィルスメールのターゲットになりやすく、間違いなく毎日、危険なメールを送りつけられることになるでしょう。特に、ホームページなどの会社情報にメールアドレスを記載(公開)している場合、スパムメールが届く可能性が高くなります。暗号化、または画像化しないメールアドレスの記載(公開)は自殺行為といっても過言ではありません。
そういったことから、お問合わせのメール「info@~」、「webmaster@~」、「admin@~」などはスパム被害にあいやすいのですが、その上でどうしても、info(およびinformationなどの汎用name)を使いたい場合は、リスクを十分理解した上で、鉄壁のセキュリティ対策とスパムフィルターなどを強化する必要があります。
また、「info@~」のメールアドレスで送られてくるスパムや迷惑メールが多くあり、最近では「info@~」で始まるものを受信拒否にしている人も多くいます。こういった点からも「info@~」の使用は避けた方が良いでしょう。
お客様がスパムを処理できる十分な時間があったり、個人のメールアドレスであれば、スパムメールが増えた時点でアカウントを変更すれば済む問題ですが、企業名のドメインや事業用はそうはいきません。メールアドレス(メールアカウント)を開設する場合は、分かりやすいユニーク(固有)なメールアドレスが好ましいです。
携帯電話やスマートフォンのメールアドレスのように長いものはビジネスでは嫌われます。短過ぎてもセキュリティ上安心できません。4文字以上のアカウントで分かりやすい(入力しやすい)文字列をご検討ください。なお、@(アットマーク)後の独自ドメイン部分については、できる限り短く読みやすい文字列が望ましいです。間違っても、corporation・corp・kk(株式会社)、kikaku(企画)、shoji(商事)など地方にありがちな文字列を独自ドメイン部分に増やさない事(ハイフンなどで繋げて長い文字列にしないこと)をお薦めします。
@(アットマーク)の前も後も、アンダーバー[ _ ]やドット[ . ]は避けた方が賢明です。名刺に印刷されるメールアドレスで、フォントサイズが小さい上に、フォントウエイト(文字の太さ)が細く字間が詰め詰めで判読しにくい方と頻繁に出会います。名刺くらいはプロのデザイナーが制作しないため、ノンプロのデザインでも確実に判読できるよう、読みにくくなる状況を自ら作らないことです。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。