TECHNIQUE
8.82013
独自ドメインの有料ブログと無料ブログ、SEOの重要性
独自ドメインの有料ブログと無料のブログの “ 差 ” とは?
アメーバブログや FC2BLOG などの無料ブログに比べ、WordPress は検索エンジンの上位表示に強いといわれています。その理由の1つに「独自ドメインで運用できる」があります。今日はこのドメインの仕組みとSEOの“ 差 ”をご紹介します。
独自ドメインとは、有料で自分専用のURLアドレスをレンタルするという事です。みなさんはドメインを意識したことはあるでしょうか?以下のようにブラウザーに表示されている URL(アドレス)の事です。
基本的には、無料ブログでもレンタルサーバーでも、借りた時に一緒に URL をもらうことができます。
例えば無料ブログの JUGEM ならhttp://あなたのID.jugem.jp/ 、レンタルサーバーのロリポップなら http://○○○.lolipop.jp など、専用アドレスがもらえます。
無料でURLがもらえるのに、何故、有料の独自ドメインを取得するのか?
わざわざお金を出して独自ドメインを取得する理由は2つあります。1つは独自性です。
WordPress などレンタルサーバー以外でも、無料ブログのアメーバブログやJUGEM で独自ドメインが使えます。独自ドメインは自分専用のアドレスなのでレンタルサーバーに干渉されません。
つまりアメーバブログでも JUGEM でもレンタルサーバーでも、ブログの引越をしてもドメインが変わらないので、誰にも気が付かれること無く引っ越すことができます。さらに、一般的に無料ブログやレンタルサーバーだと、URL に間借りしているサービス名(業者名)が入り、URL が長くなります。
例えばアメーバブログでブログを作成すると、http://ameblo.jp/tesuto のようなURLになります。
これが独自ドメインになると、http://tesuto.com や http://tesuto.jp など、より短い独自の URL を手に入れることが可能です。また、契約解除しない限り永年利用が出来る、といった点も独自ドメインのメリットです。
他にも、もし利用している無料ブログが閉鎖になったら、仕様変更や制約があり使いにくくなったら、突然サーバーから追い出されたら───
などといった事態を考えると、自分専用のアドレスを取得しておくことの重要性が分かります。
ページランクや被リンクなどはドメインごとに付随するので、ドメインを変更すると、これまで積み上げてきたものがゼロになり、また初めからやり直しになってしまいます。
また、独自ドメインのデメリットとしては、
年間のレンタル料がかかる、
契約更新が必要、
初期設定がある、といった経済面くらいでしょうか。
SEO の観点ではどうでしょう?
ドメインにはそれぞれ優先度があり、ドメインによって SEO の効力が変わります。まず、ドメインには3種類あって、
1.独自ドメイン方式
(1) http://tesuto.com/
2.tesuto.comドメインのサブドメイン形式
(2) http://sabu.tesuto.com/
3.tesuto.comドメインのサブディレクトリ形式
(3) http://tesuto.com/sabu/
このように3つに分類されます。無料ブログはこの(2)か(3)に属します。
1.独自ドメイン(http://tesuto.com/)
その名の通り、単体のドメインになります、今回の例で言うと「tesuto.com」になります。1サイトに付き1ドメインが基本で、ドメイン1つに対して年間1000円程のレンタル料金がかかります。SEO上どの形式よりも有利に働き制限は受けません。
2.サブドメイン形式(http://sabu.tesuto.com/)
tesuto.com の独自ドメインを株分けさせた形です。独自ドメイン1つを株分けする事で複数のドメインに増やす事ができます。
http://sabu1.tesuto.com
http://sabu2.tesuto.com
http://sabu3.tesuto.com
http://sabu4.tesuto.com
・・・・
サブドメイン形式を使うことで、無限にURLアドレスを複製する事が出来て、tesuto.com ドメインの効力とは別の独立したドメインになります。無料ブログでは、FC2 や JUGEM、so-netブログがこのサブドメイン形式になります。
FC2の場合 http://あなたのID.blog.fc2.com/
JUGEMの場合 http://あなたのID.jugem.jp/
サブドメインは効力は落ちますが、独自ドメインと同じ役割なので、運用を頑張る事で独自ドメインと同じぐらい力を発揮出来ますが、無料ブログは何万人と利用者がいて、サブドメインの株分けの数も相当な数があるので、ドメイン効力も相当落ちていると思ってください。
3.サブディレクトリ形式(http://tesuto.com/sabu/)
tesuto.comの独自ドメインを枝分けさせた形になります。無料ブログの多くは、このサブディレクトリ形式を採用しており、サブディレクトリ形式は、使用人数が増えれば増えるほど、SEO効果はほぼゼロに近くなると考えてください。
アメーバブログや楽天ブログ、livedoorブログなど多くの無料ブログがこの形式です。
アメーバブログの場合 http://ameblo.jp/あなたのID
livedoorブログの場合 http://blog.livedoor.jp/あなたのID/
さて、このサブディレクトリ形式は、サブドメイン形式と違いどういった効力があるのか?サブディレクトリ形式は、独自ドメインの枝分けになるので、tesuto.com の効力の恩恵を受けます。
サブドメインは、恩恵を受けずに全くの別物になるので、ドメインの強さを引き継げる分SEO的に良さそうですが、Googleはキーワード検索結果に1ドメインの表示数がある程度決められています。これは、同じサイトからのページで検索結果が埋め尽くされないよう、ドメインの多様性を検索結果で優先するようにGoogleのアルゴリズムが変更されたからです。(2013.8.6 現在の情報)
検索結果の多様性が優先される───とはつまり、アメーバブログを例にすると、アメーバブログの URL は、http://ameblo.jp/あなたのID/です。サブディレクトリ形式の場合、Googleは、http://ameblo.jp/ を1つのドメインとみなし、その URL の後ろの「あなたのID」は1ページとして認識します。
誰かが Google でSEO対策で検索した場合、アメーバブログを使っている人で検索結果に表示されるのは、アメブロで選抜された上位数名のみということになります。つまり、上位に表示されるのは極めて難しいということがわかります。
独自ドメインやサブドメインは、そのようなルールは無いので、サイトの効力により、表示されます。
アメーバブログの使用人数は150万人と言われており、アメーバブログを使っている方が検索エンジンに表示する場合は、その150万人の頂点に立った時のみ・・・そう考えると、1ページ以内にランクインしようとするのは、やっぱり厳しいですよね。
サブドメインは、利用者の多くからドメイン効力が下がり、それのサブディレクトリは、そもそも上位表示すら困難といっても過言ではありません。無料ブログはこの2つの形式が使われているため、SEOに弱いとされています。
この2つの独自性&SEO性から考えても、無料ブログでは非常に不利なので、WordPressなどのレンタルサーバーでの運用や、無料ブログでも一部有料オプションで独自ドメイン化できるので、取得を考えてみてはいかがでしょう?
独自ドメインの取得は、将来的に資産になります。WordPressを使うことで、無料ブログ時のすべての呪縛から解放され、アクセス数も増えやすく稼ぎやすい。そして操作も簡単です。よって独自ドメインの WordPress でブログを運営するのが将来的に得策と言えます。
コメント
-
2014年 4月 04日
この記事へのコメントはありません。