TECHNIQUE
12.102013
Yahoo!JAPAN ショッピング運営7つのポイント
Yahoo!JAPAN ショッピング出店の成功法
2014年の1月からYahoo!JAPAN ショッピングが無料で出店できるようになります。そこで、出店を考えている方向けに、Yahoo!JAPAN ショッピングの成功法をご紹介します。ネットショップの集客では、サイトのデザインや運営などなど様々な要素がありますが、7つのポイントに絞ってご紹介します。
お客様はショップには期待していない
これは楽天市場やAmazonでもいえることですが、Yahoo!JAPAN ショッピングを利用するお客様は楽天市場のお客様と比べるとネットショップへの過度の期待はなく、とにかく「なんとなく商品を探し求めて来店するお客様が多い」ので、いかに検索結果に表示されるかがポイントになると思います。
例えば「浴衣 格安」や、「着物 緑」といったユーザーが何を求めているかを理解し、検索結果に表示されるようにすると売り上げ向上につながりやすくなります。また、セール品のみの検索も可能なので、セール品があると集客効果も出てきます。
お客様はトップページにこない
インターネットのショッピングモール全般に言えることですが、お客様は、自分の欲しいもののキーワードでモール内検索をします。そして探しているキーワードに合致したページへ閲覧をしにいきます。
ほとんどの場合、商品のページを閲覧します。一般的なホームページ制作をする場合、トップページからの導線を考ますが、ネットショップの場合、いくらトップページでイベントを告知しても、お客様には伝わりません。全商品のページにイベントを告知する方法もありますが、それはそれで管理が大変です。
では、どうしたらいいか。まずはお客様にトップページへ来てもらえる工夫をしましょう。
具体的には、ヘッター部(ページ上部の看板部)の会社概要、お問い合わせなど、各ボタンがありますが、”トップページ”へのボタンの配色を考え目立つようにします。
お店のロゴや店名にトップページへのリンクも必須です。フッター部にもトップページへのリンクを忘れずにはりましょう。
商品ページの回遊性
先ほども書いた通り、お客様は最初に商品ページを閲覧します。商品ページを閲覧して気に入って買っていただければよいのですが、求めていたものと違ったり、購入に至らなかったとき、次への導線がなければ、そのショップから離れて、また別のショップへ行ってしまいます。
せっかく訪れてくれたお客様を逃さないように、その商品と似たものや関連した商品を載せましょう。
商品ページには、関連商品の設定がそれぞれの商品でできます。またフッター部に各商品カテゴリーへのリンクを張っておくことも有効です。
関連する商品を載せることで、回遊性が良くなるだけでなく、「ついで買い」をしてもらいやすくなります。こういった工夫をすることで、客単価を引き上げることができます。
例
・商品ページ → 商品ページ → トップページ
・商品ページ → 売りたい商品・特売品(到達ページ)
狙ったキーワードは、キャプション部へ入れる
Yahoo!JAPAN ショッピング内検索が対象になる場所は、商品名と商品ページ(アイテムページ)のキャプションだけです。狙いたいキーワードは必ずキャプション部へ入れましょう。詳しく書くことで、より検索結果に出てきやすくなります。
また、Yahoo!JAPAN ショッピング内の検索だけでなく、Yahoo!JAPAN で検索した場合も、Yahoo!JAPAN ショッピングの商品画像が表示されます。お客様を自分のショップに連れてくるためには検索対策が欠かせないのです。
お客様は忙しい
お客様は、ショップを隅から隅まで見てくれません。色々なショップと比較検討しているので、その店だけをじっくりみることはほとんどありません。お店によって違いはあると思いますが、平均2ページくらいです。3ページも見てくれません。
買い物するための説明をあちこちにリンクで飛ばすのでは、お客様は煩わしく感じてしまうので、モールでは向いていません。
そのページさえ見れば安心して買い物が出来る!というページを作ることが大事です。ネットショップの買い物に慣れていない人のためにもイラストやアイコンなどで詳しく説明してあげると良いでしょう。
お客様との接触頻度を上げる
ネットにおける必勝法は、お客様との接触頻度をどれだけ高めることができるか、つまり集客方法をどれだけ増やすかです。
SEOもリスティング広告も、ショッピングモールへの出店も、どれだけの人を集めることができるのかという本質においては同じです。
国内最大のポータルサイトのショッピングモールであるYahoo!JAPAN ショッピングに出店すれば、接触回数の増加はいわずもがなですよね。しかも無料で出店できるのがすごいところ。
また、新品の商品の販売であってもヤフオクを利用しない手はありません。
オークションなので、お客様は商品を安く手に入れられると思っています。実際、新品の家電が、家電量販店よりも安く出品されているのをよく見かけます。
両方を併用していけば、お客様との接触頻度を増やすことができるだけでなく、新品を求めているお客様と中古品を求めてやってきたお客様の両方をターゲットにできるのです。
このように、販路(販売チャネル)を増やすという観点からみてもヤフオクを併用するのは得策と言えます。
しかし、ただ出店・出店しただけでは、ライバル店も数多くいるので埋もれてしまいます。では、どうやってお客様の目に触れる機会を作るのか?様々な方法がありますが、以下では無料で簡単な方法をご紹介します。
Twitterボットを使う
Twitterボットとは、あらかじめ用意した文章を、設定した時間に自動的にツイートしてくれるプログラムです。
ネットショップなら、商品名と簡単な紹介文に、商品の URL を組み合わせてツイートすれば、そのツイートを見て気になった人がそのURLから商品のページに来ます。
簡単に商品へ誘導できるこの方法。当たり前ですが、そのアカウントにフォロワーがいなければまったく意味がありません。
ツイートを見てもらうためにはフォロワーを増やさなければなりませんが、商品やサービスに関係するつぶやきをしているユーザーを「検索」してフォローしていけば簡単です。
しかし、あまりにやりすぎるとスパム扱いされてしまうこともあるので、商品の紹介だけではなく、たまにはショップ店長やスタッフからのつぶやきもあるといいでしょう。
Twitterは商品の紹介の他、タイムセールやポイント倍などのイベント告知にも便利です。その他、しっかりとブログが運用できれば理想的です。ブログの種類、機能については以下の記事を参考にしてください。
ポイントを使いこなす
無料で出店できるYahoo!JAPAN ショッピングにもお店負担は少なからずあります。クレジットカードなどの決済手数料はもちろん、提携する「Tポイント」の原資とするために売上の1%の負担が求められます。そしてこれはYahoo!JAPAN ショッピングの魅力でもあります。
モールで採用されているポイント制
多くのショッピングモールでは利用金額に応じて、お客様にポイントが付与されます。
モールはお客ごとにポイントを積み立て、お客様は次の買い物からポイントで支払うことができます。このポイントを次回の来店動機としてリピーターへと繋げる狙いがあります。
店舗単独のポイントは、その店独自のものですから純粋にリピーターの期待できます。セブンイレブンのポイントを、ローソンで使うことはできません。
しかし、モールのポイントはそのモール内ならどこのショップでも使えるので、あなたが支払ったポイントが、モール内のライバル店の利益になる可能性があります。
モールの多くはこのルールなので、ショップ側は「ポイントを使って貰える側のショップ」になることを狙います。
数千円単位の商品を販売しているショップはポイントによる決裁が多く、反対に数万円単位の商品では、ポイントは支払うばかりで中々使ってもらえないことが多いようです。
ポイントを使ってもらえる店づくりをする
ネットではないリアルな生活において「Tポイント」の勢力は大きく、ファミレスでもコンビニでも使える場所がかなり拡大しています。
Yahoo!JAPAN ショッピングに出店するということは、「Tポイント」からの収益も期待できる魅力的な市場ということです。
お客様側にとっては、商品を買ってポイントがもらえた方がお得感があります。
ポイントを使ってもらうことはもちろんですが、ポイントの支払いも上手く使えば集客率につなげることができます。
月に1回、ポイントの支払いを倍にするなど、イベントを定期的に設け、いつもよりさらにお得感を出します。そうすると、同じ商品でもポイントがたくさん付くショップで購入したり、大量に購入する方が多いので、集客が見込めます。
ポイントは、上手く支払って、使ってもらえる工夫をしましょう。
以上、Yahoo!JAPAN ショッピング成功の7ポイントを紹介しました。現在、Yahoo!JAPAN ショッピングでは、出店の選考案内を受け取ることができます。選考案内を受け取る手順は前回の記事で紹介していますので、参考になさってください。
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