TECHNIQUE
3.282012
デザイナーなら知っておきたい デザイン黄金比
黄金比をデザインに取り入れる方法
皆さんこんにちわ。
今回はデザインする時に参考にしたい黄金比についてお話しますね。
黄金比とは人が安定感や調和を感じ、最も美しいと思う比率です。
1 : (1+√5)÷2 という比率で約 1 : 1.618になります。
この黄金比はピラミッドなど古代の建築物や絵画の多くにも使われ、アップル社のロゴや製品、またキャノンのデジカメのデザインにも使われているようです。
美しいと評されている多くのものの中にこの比率が使われています。
またこの比率は美しいだけでなく機能や効率の点でも非常に優れています。
円周360°を 1 : (1+√5)÷2に分けると約137.5°という角度になり、これは黄金角と呼ばれています。
この黄金角は多くの植物が新たに成長する方向の角度です。
花びらが1つ前に生成された角度を基準にこの角度の方向に成長すると以前に生成されたどの花びらとも異なる方向に成長することができます。
花びらの生成が何回繰り返され、何周したとしても決して以前の花びらと同じ方向になることはないのです。
バラの花びらを観察するなら、納得して頂けるのではないでしょうか。
またこの比率は次の数列とも関連があります。
1,1,2,3,5,8,13,21,34 と来たら次にはどんな数が続くと思いますか?
次は55です。そしてその次は89。この数列にどんなルールがあるかお分かりになったでしょうか。
次に来る数は前の2つの数を合計したものになっていて、この数列はフィボナッチ数列と呼ばれています。
このフィボナッチ数列の隣り合った数の比は数列が進むにつれ、だんだんと黄金比に近づいていくのです。
1÷1=1 2÷1=2 3÷2=1.5 5÷3=1.6666 8÷5=1.6 13÷8=1.625 21÷13=1.61538…
さらに興味深いのは多くの花の花びらの枚数がこのフィボナッチ数列の数であるということです。
紫つゆくさ3 桜5 コスモス8 マリーゴールド13 マーガレット21などがその例です。
以下は黄金比とフィボナッチ数列を説明する「Nature by Numbers」という動画です。
自然界のいたるところに存在し、人間が最も美しいと感じるこの黄金比をあなたのデザインにも取り入れてみるのはいかがでしょうか。
黄金比をデザインに利用する方法を解説したサイトを幾つかご紹介したいと思います。
webデザイン講座 おしゃれチップス
黄金比と白銀比をデザインに活用する方法が記述されています。
webデザイン講座 おしゃれチップス 黄金比と白銀比を活用しよう
coliss
矩形・マージン・パーツに黄金比を活用する方法が説明されています。
coliss 黄金比をサイトのデザインに取り入れる簡単な3つの方法
[Z]ZAPAブロ~グ2.0
1ヶ所の幅を指定すると、残りの幅を全て自動で計算してくれるツールです。
[Z]ZAPAブロ~グ2.0 Webデザイン黄金比計算ツール
Design Develop
黄金比をWEBデザインで簡単に利用できるWEBツール「Golden Ratio Calculator」の利用方法を説明しています。
Design Develop 黄金比でWEBデザイン「Golden Ratio Calculator」
Re:Creator’s Kansai
黄金比の利用方法を載せている色々なサイトを紹介しています。
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